ピコニーモSの足に合わせて靴を作ってみました。
今回作ったのは、リボン付きのパンプスです。
こんな感じに出来上がりました。
自己流なので、もっといい方法があるかもしれませんが、簡単にできる制作工程を載せておきます。
【材料】
・豚革0.5㎜厚くらい(甲の部分)
・牛革1㎜厚を2枚張り合わせる、または2㎜厚くらい(靴底)
・シャッペスパン糸#60(皮革の縫製の場合、レオナ66とか、レジロンとかのストレッチ性のある糸を使うのが一般的ですが、今回はシャッペスパンを使用しました。)
・厚紙(中敷き)
【道具】
・レザー針
・コバスーパー(靴底のヘリの塗装)、筆
・GS-HYPO CEMENT(中部の先端が針状になっているので、細かいものを付けるときに便利です。なければ、他の革用ボンドでOK)
・やすり#240
【作業工程】
(型紙作り)
足のサイズを測ります。
靴の甲の部分の幅と、靴の側面の幅
靴底は、足の大きさよりもひと回りくらい大き目にします。
甲の部分は靴底を元に縫い代分と、丸み分を考慮して型紙を起こします。
靴下を履かせたい場合は、靴下の厚み分もプラスします。
★目安として寸法を入れてますが、革の厚みや、固さによって寸法を調整する必要があります。
(裁断)
製図したものを厚紙で型紙を作っておくと、裁断の時に印付けしやすいです。
アッパー(靴底以外の甲の部分):
張りのある0.5㎜厚くらいの豚革を使用しました。
やわらかい皮革だと着脱がしにくいので張りがある方が良いと思います。
靴底:
固めの牛革を使用します。今回は1㎜くらいの革を2枚重ねています。
2㎜の厚さくらいならそのまま使用します
裁断したらヘリを削って、やすりをかけて断面を滑らかにします。
コバ用の塗料を塗って乾かします。
中敷き:
厚紙に適当な生地を貼り付けます。
貼り付ける生地は、ボンドで厚紙と張り合わせてからはみ出た部分を切るときれいに張り合わせれます。
今回は甲の部分と同じ皮革を使用しました。皮革でなくても普通の布地でもOKです。
裁断まで終わったので、次は縫製に入ります。
かかとを縫い合わせます。縫い代にボンドをはみ出ないように軽くつけて、縫い代を割ります。ペンなどの柄の先端部分でたたくと、より平らになります。
かかとがつながったら、足が通るか履かせてみます。
問題なさそうなので、甲の外側のヘリにぐし縫いをします。
一周したら中敷きを入れてぐし縫いを縮めます。足に履かせてフィットするように縮め、玉止めをします。
一旦脱がせて、縫い目を目打ちで靴底に隠すようにして、靴底と甲部分をボンドで貼り付けていきます。
ボンドが乾いたら、試着します。
飾りのリボンを付けます。
リボンの中心を糸で縮めてから糸を隠すように帯をボンドで貼り付けます。
リボンの大きさは、6×12㎜で、帯は2㎜くらいです。
リボンを甲にボンドで貼り付けます。乾いたら完成です。
色違い